<Job> 現在の業務について教えて下さい。

生産部製造技術グループでマネージャをしています。ファブレスメーカーであるザインの「製造」を担当する部署です。具体的な業務としては、開発部門や企画部門が実現したい製品の性能を達成するため最適な製造委託先を選定し、試作や信頼性評価、量産認定までを行います。国内海外の製造委託先との交渉、契約、発注の他、製造データの収集や本社内ラボでの測定、評価、基板設計なども行います。業務範囲は非常に多岐にわたりますが、自分たちの仕事が終われば新製品の量産が始まるということをモチベーションに、メンバーと協力しながら毎日業務を進めています。業務は同時並行で複数のプロジェクトが進行し管理をしなければならないため、メンバー間や部署間での情報共有を大切にして業務にあたっています。

<Carrier> これまでのキャリアを教えて下さい。

新卒で大手LSIメーカーに就職してLSIのプロセス開発を担当し、自社工場内での立ち上げを行っていました。半導体工場の実情を骨の髄まで体感し、精密なLSIがどんな努力の上に成り立っているのかを経験することができました。その後、中途採用でザインに入社し、約10年間、生産部門で量産技術や品質保証の業務を担当してきました。量産技術部門では世界の工場を見て自分の知見を拡げ、品質管理部門では工場での不具合を目の当たりにして品質維持改善のために採れる手段を模索してきました。製造委託工場との日々のコミュニケーションによって委託側の行動にも影響を与え、今までやらなかった管理やデータ収集に協力を得られることで非常にやりがいを感じました。製造現場でのデータ収集および活用は当社の設計開発にも良い影響を与えられるので、各種のツールを内製して社内で情報共有を行っており、その効果を実感しています。

<Why THine?> ザインを選んだ理由を教えて下さい。

新卒で入社した職場が大企業の自社工場であったので、もっと経営者の影響を強く感じられるコンパクトな規模感の企業で働いてみたくなったというのが最初の理由です。ザインは技術力が高いという評判は聞いていましたが、自分にとっては工場を持たない、ファブレスメーカーである、ということが大きな魅力でした。もしザインに来ていなければ、世界一の半導体工場を見ることも、日本国内の有名企業の工場に入ってみることもできなかっただろうと思いますので、当初の望みは叶ったなと思っています。ただ世界中に工場はまだまだあるので、今現在も隙あらばどこかの工場を初体験したいと思っていますね。

<Episode> 印象に残っているエピソードを教えて下さい。

製造委託先での製造データの収集を行ってどのように活用するかを模索していた時期に、偶然、VTSという学会でその活動を発表してみないか、というお話を頂き「いい勉強になるかも」と軽い気持ちで受けたことがあります。ラスベガスで開催される学会でしたので、慣れない海外、苦手な英語、初めての一人北米出張、一方で会場はまじめな学会には似つかわしくないラスベガスのリゾートな雰囲気、時差ボケの中での学会準備等々、気持ちの上下が激しい要素だらけでしたが、何とかやり遂げた際に自分の中で何か開き直れたような感覚がありました。帰国すると同時にGWに突入するタイミングだったため、何日も泥のように眠ったのは忘れもしないエピソードです。

<Message> ザインを志望してくれる方々へのメッセージをお願いします。

私が入社してからの10年余りの間だけを見ても、ザインエレクトロニクスは大きく変わってきています。単なるLSIメーカーという感覚はありません。誰かが良いビジネスの話を見つけられれば、何かが始まる雰囲気があります。
もちろんボツになるものもたくさんあるので、その過程も含めて一喜一憂ならぬ、多喜多憂を楽しめる人、あるいはそれを少し離れたところから見て楽しめる人でもいいでしょう。そんな人たちならザインを盛り上げられるだろうなと思います。テレワークもはじまりました。自分なりの働き方を考えて好きにやっちゃってほしいと思いますね。