<Job> 現在の業務について教えて下さい。

生産部製造技術グループでマネージャをしています。ファブレスメーカーの「製造」を担当するグループで、開発部門や企画部門が実現したい製品の性能を達成するため最適な製造委託先を選定し、試作や信頼性評価、量産認定、量産後のデータ収集と分析までを行います。その他データベースの知見を元に、品質向上のためのツール(QuEST)や生産管理のためのツール(P-PlaNETs)を独自に作成し管理も行っています。

<Carrier> これまでのキャリアを教えて下さい。

新卒で大手LSIメーカーに就職してLSIのプロセス開発を担当し、自社工場内での立ち上げを行っていました。半導体工場の実情に触れ、LSIがどんな努力の上に成り立っているのかを学びました。その後、中途採用でザインに入社し、約10年間生産部門で量産技術や品質保証の業務を担当してきました。世界の工場と品質や量産性の確保に努めてきましたが、その流れで多くのデータを扱うようになり、データベースの扱いなども習得し、社内ツールの担当もしております。

<Work> 働き方について教えて下さい。

コロナ禍により、私は在宅ワークの割合が半分以上となっています。家族との時間を作れるのもありがたいと感じますし、出社の必要性を判断するため、先の予定を意識する機会が増えた行動をするようになったことは良い面だと思います。業務的にも、製造を担うグループでありながらプログラミングも多用するなど、柔軟な業務、柔軟な勤務形態が実現できていると思います。
 

<Why THine?> ザインを選んだ理由を教えて下さい。

新卒で入社した職場が大手メーカーの自社工場部門であったので、もっと経営者の影響を強く感じられるコンパクトな規模感の企業で働いてみたくなったというのが最初の理由です。ザインは工場を持たないファブレスメーカーである、イコール世界中の工場で製造をしているということが自分にとって大きな魅力となり、選んだ経緯があります。結果として、世界一の半導体工場を見ること、日本国内の有名企業の工場に入ってみることもできましたので、望みは叶ったと思っています。

<Culture> 企業風土について教えて下さい。

自由度、裁量は大きいと思います。やるべきことが出来ていれば、家庭や個人的な都合に時間を取られることに対して寛容です。とはいえ、のんびりしているだけではなく、企業として利益を追い、必要なことはやりましょう、不必要なことは減らしましょう、そういう意識が広まっていると思います。
 

<Episode> 印象に残っているエピソードを教えて下さい。

業務関係者との縁で、偶然にも海外の学会で発表する機会をいただきました。「いい勉強になるかも」と軽い気持ちで受けたものの、ラスベガスで開催される学会でしたので、慣れない海外、苦手な英語、初めての一人北米出張、会場は日本の学会とは似ても似つかないリゾートな雰囲気と、気持ちの上下とカルチャーショックが非常に大きな経験をさせてもらいました。何とかやり遂げた際に自分の中で何か開き直れたような感覚があり、忘れられないエピソードです。

<Future> 今後挑戦したいことについて教えてください。

取り組み始めたばかりですが、生産管理のためのツールを作成した際に、営業データにも関わるようになったため、今は営業向けのツール作成をしています。各部門に役立つことを目指すのは前提として、最終的には営業情報、生産状況に敏感になることによって、自分たちのグループである製造技術にとって必要なことが吸い上げられるようなものに仕上げたいと思っています。
 

<Message> ザインを志望してくれる方々へのメッセージをお願いします。

人と話しながらアイデアを練ることも、周りをシャットアウトして集中して結果を追う事も出来る環境があると思います。自分なりの働き方を見つけて実現していただきたいです。