OthersVideo ADC

当社では、独自開発した高性能ADC(Analog-to-Digital Converter)コアを搭載するビデオADCを製品化しておリます。当社のビデオADCは、FPD普及当初から他社に先駆けて高解像度のビデオ信号に対応し、業界最高水準のA/D変換速度・精度に加え、高機能かつ自動化されたビデオ信号処理回路を搭載するなどの特徴があります。

Part Number Datasheet Design Guide DescriptionNumber of Chanels
[ch]
Bit/PixelSampling FrequencyPackagePackage
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[mm]
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THC7984-17
- - - 3ch x 2ports 30 10~170MSPS LQFP80 Buy Buy

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ビギナーのためのADC入門

1.ADCとは?

Analog to Digital Converter→アナログ信号をディジタル信号に変換する装置。(AD変換器、ADコンバター)


入力された電圧を数値化(2進数)して出力する

(例) 入力電圧   数値(ディジタル値)
  0V 0(0000)
  0.5V 7(0111)
  1V 15(1111)

2.アナログ信号とデジタル信号

基本的なAV機器のデジタル信号

3.ADCのスペック~分解能

ADCは電圧のものさし→分解能は目盛りの細かさ

必要な分解能は、用途や機器によって異なる
 映像信号:8-12bit
 音声信号:16-24bit
 (例)映像信号

4.ADCのスペック~変換速度

デジタル信号は時間方向に対して離散的→サンプリングが必要


必要な変換速度は用途や機器によって異なる
映像信号:10MHz~200MHz程度
音声信号:10kHz~200kHz程度

(例)映像信号
解像度が1080p(フルハイビジョン)の場合、1/60秒間に1画面分の画素データ(2200×1125=247.5万画素)をA/D変換する→148.5MHzの変換速度が必要


ナイキストの定理(標本化定理)

アナログ入力信号の帯域の2倍の周波数でサンプリングすれば、元のアナログ信号を再生できる。

5.ADCのスペック~用途

必要な分解能や変換速度は用途によって異なる

最適なA/D変換方式は分解能や変換速度によって異なる

6.アナログビデオ信号~種類

アナログビデオ信号の種類

信号 端子 主な出力機器
コンポジットビデオ ビデオ端子 ビデオデッキ、ゲーム機
Y/C信号 S端子 ビデオデッキ、ゲーム機
コンポーネント(YPbPr) コンポーネント端子
D端子( D1~D5 )
DVDプレーヤー、ハイビジョンレコーダー
PC信号(RGB) PC端子(D-sub) パソコン、ワークステーション

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