ニュース USB4 (40Gbps) データ伝送距離3倍化ソリューション(デモ)提供のお知らせ

2022.02.10 リリース
USB4 (40Gbps) データ伝送距離3倍化ソリューション(デモ)提供のお知らせ
- 情報端末利用環境を統合する次世代USB規格の利便性向上に貢献 -

当社グループは、高速インターフェース・画像処理技術の分野で世界をリードするLSI事業とAI・IoTの分野で知的財産を創出し様々なソリューションを提供するAIOT事業との2つの事業を柱として事業を展開していますが、この度、次世代データ伝送規格USB4のデータ伝送距離を3倍化するソリューションとなる、アクティブケーブル用の超小型リドライバ新製品THCE20RD2U11のサンプルを出荷しており、製造業向け国内最大級のバーチャル展示会とされる「ITmedia Virtual EXPO 2022春」においてデモを行いますので、お知らせします。
※当社出展ブース:https://vshow.on24.com/vshow/itmexpo2022S/exhibits/thine
   会期中のみ有効です。会期後も個別にお問合せを頂ければ対応させて頂きます。
次世代規格USB4が規定するデータ伝送距離は、その高速化に伴い80cmに短縮され、使い勝手が制約されます。これに対して、当社が今般提供する超小型リドライバ新製品を銅線のアクティブケーブル(ACC: Active Copper Cable)に搭載することで、データ伝送距離を約3倍となる約2m50cmまで延長することが可能となり、次世代規格USB4の利便性の向上に貢献します。また、従来類似製品に比べ約半分のチップ面積を実現し、アクティブケーブルの実現を容易にしました。
USB4のデータ伝送距離の3倍化を実現することにより、従来のUSBではできなかった、各種高速インターフェースのデータを混在させた利便性の高い活用方法が可能となります。
USB4活用データ伝送距離3倍化ソリューションのデモ構成
USB活用データ伝送距離3倍化ソリューションのデモ構成
 
USB4アクティブケーブル用リドライバ(右写真)搭載エクステンダー(左写真)のサンプル

USB4対応の新製品THCE20RD2U11は、USB4のデータ伝送距離を延長することを可能にする、超小型リドライバ新製品の第一弾であり、当社は、光ファイバを用いたUSB4対応のアクティブケーブル(AOC: Active Optical Cable)に向けたトランシーバ新製品も開発中であり、今後継続して、USB4の情報端末の利用環境の高度化に貢献してまいります
こうした新製品・新ソリューション提供を加速に向けて、当社は研究開発チームを強化するため、優れた人財の採用にも注力しています。

さらに、当社は今後、リモートワークの定着やメタバース(仮想空間)を活用するユースケースの拡大などに伴い、より高速のデータ伝送が求められるトレンドを踏まえ、Beyond5G時代に対応した、超高速情報伝送ソリューションの開発・提供などにも取り組み、新たな価値の提案を進めていく方針です。

■ THCE20RD2U11の特徴
・CML対応リドライバ機能 (1入力1出力×2チャネル)
・3.3V単一電源駆動
・超小型パッケージ: aWLP30 (2.47mm x 3.41mm)

■ ITmedia Virtual EXPO 2022 春について
・会期:2022年2月15日(火)~2022年3月18日(金)
   ※開幕日10:00から閉幕日の登録及び閲覧時間:23:59まで
・主催:ITmedia Virtual EXPO 実行委員会
・参加:無料(事前登録制)
・当社出展ブース:https://vshow.on24.com/vshow/itmexpo2022S/exhibits/thine
   ※上記の会期中のみ有効です。会期後も個別にお問合せを頂ければ対応させて頂きます。
・事前登録ページ:https://ve.itmedia.co.jp

ご注意:本文中における各企業名、製品名等は、それぞれの所有者の商標あるいは登録商標です。


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