ニュース Raspberry Pi最新カメラに対応したカメラ画像長距離伝送キット提供開始のお知らせ

2024.02.14 リリース

Raspberry Pi最新カメラに対応したカメラ画像長距離伝送キット提供開始のお知らせ
~AI/IoTビジョンシステム、医療用カメラ、AR/VR、ドローン、監視カメラ等の開発に貢献~

THineグループは、高速インターフェース・画像処理技術の分野で世界をリードするLSI事業とAI・IoTの分野で知的財産を創出し様々なソリューションを提供するAIOT事業との2つの事業を柱として事業を展開していますが、この度、世界で人気のあるシングルボードコンピュータであるRaspberry Piと最新カメラモジュールにも対応したカメラ画像長距離伝送キットTHSER102を全世界に向けて提供開始いたしましたので、お知らせします。


今回提供開始したカメラ画像長距離伝送キットTHSER102は、Raspberry Piの最新カメラモジュールV3 (1200万画素オートフォーカス対応)と最新のRaspberry Pi5 (2カメラ入力付高性能機種)のほか、Pi0、Pi0W2、Pi 3B、Pi 3B+、Pi 4Bなど従前のRaspberry Piカメラや従来の本体機種にも対応しています。移動体撮影に優れたグローバルシャッターカメラに対応するアップグレード用のファームウェアもリリースする予定です。

Raspberry Piカメラモジュールのユーザーはカメラと本体を接続する際、15~20cmの短いケーブル(FFC:フラットフレキシブルケーブル)を用いることが一般的でありカメラと本体の配置が制約されますが、本キット使用により、標準的なLANケーブルで10m以上離れたカメラであっても、全く同じパフォーマンスでの画像の長距離伝送が可能となります。

さらに、THSER102は、HAT(Hardware Attached on Top) on HATと3チャンネルGPIO延長が可能です。例えば、他のHATボードとTHSER102を同時に使用したり、GPIO通信を延長することでカメラモジュールのジンバル制御をしたり、高度なアプリケーションをサポートすることができます。
 

THSER102


Raspberry Piコミュニティから前モデルTHSER101に寄せられたフィードバックにより、THSER102は、多様なアプリケーションに貢献する特長を実現しました。ユーザーエクスペリエンス最適化のために、当社独自の高速情報伝送技術V-by-One® HS製品を活用しつつ、その性能を最大限引き出したキットとなりました。

THSER102の主な特長

  • Raspberry Pi 4 Model B、その他Raspberry Piボードを含む旧機種に加え、Raspberry Pi 5に対応
  • V2およびHQを含む従前カメラモジュールに加え、Raspberry Piカメラモジュール3に対応
  • 標準LANケーブルで10m以上の延長が可能
  • Plug & Play:使用開始に必要な全てのハードウェアを内蔵し、ソフトウェア設定不要
  • 高度なアプリケーションをサポート
    • HAT on HAT
    • 3ch GPIO拡張

発売時期・入手方法
THSER102は、現在Digi-Keyなどでご入手可能です。
[Digi-Key] https://www.digikey.jp/ja/products/detail/thine-solutions-inc/THSER102/21777856

ご注意:本文中における各企業名、製品名等は、それぞれの所有者の商標あるいは登録商標です。


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