ニュース 世界最大の光通信技術展(OFC)への出展結果のお知らせ
2025.04.08 リリース
~超高速2TB/s光通信(PCI Express7.0)向け、超低消費電力、超低遅延、高密度化、低コスト化のための
ZERO EYE SKEWTM技術によるAI光コンピューティングの進化への貢献~
当社グループは、高速インターフェースと画像処理技術の分野で世界をリードするLSI事業とAI・IoTソリューションを提供するAIOT事業、AI用GPU搭載機等サーバー提供事業を3本柱に事業展開していますが、この度、光半導体のキー・テクノロジーとなる当社独自のZERO EYE SKEWTM技術を開発し、先週、米国サンフランシスコで開催された世界最大の光通信技術展である、2025 Optical Fiber Communications Conference and Exhibition (OFC) に出展し、大きな反響を得ましたので、お知らせいたします。
当社が開発したZERO EYE SKEWTM技術は、次々世代通信規格であるPCI Express7.0での活用を念頭に、消費電力の大きい光通信用DSP(注1)を不要とするための光半導体のコア技術です。本技術を、光通信光源の中でも高密度化が容易かつ低廉であるVCSEL(注2)を駆動する光半導体 (VCSELドライバ) に適用することにより、超高速2TB/s通信時の消費電力を80%削減と遅延時間90%削減が可能となり、高密度化と低コスト化も実現できることから、AI光コンピューティングの進化への貢献が期待さます。
今回、このZERO EYE SKEWTM技術をOFCに出展した結果、開催期間を通して昨年のECOC(欧州最大の光通信技術展)出展時を上回る100社を超える、パートナー企業、潜在顧客、さらにはAI光コンピューティングの主体となるシステムベンダ達と交流することができました。
生成AIなどAI活用ユースケースの飛躍的拡大に伴い、AI光コンピューティングの実現が間近となる中、当社としては、OFCで得た知見を活用するとともにパートナー企業各社との協業も通じて、超低消費電力、超低遅延、高密度化、低コスト化の要請に同時に応えるZERO EYE SKEWTM技術の適用商品を世界市場に提供していくことにより、AI光コンピューティングの早期の実現と利活用に貢献していく方針です。
OFCにおけるZERO EYE SKEWTM技術のデモンストレーション
【ご参考】2025 Optical Fiber Communications Conference and Exhibition (OFC) 開催概要
会期:2025年3月30日(日)~4月3日(木) ※このうちExhibitionは4月1日(火)~4月3日(木)
会場:Moscone Center Exhibition Hall
747 Howard Street, San Francisco, CA 94103, USA (米国カリフォルニア州サンフランシスコ)
(注1) DSP: Digital Signal Processor (デジタルシグナルプロセッサ)、デジタル処理のための回路。
(注2) VCSEL: Vertical Cavity Surface Emitting Laser (垂直共振器型面発光レーザー)。半導体レーザーの一種であり、小型、高発光効率、低消費電力、高指向性、高速応答性等の特長により、光通信で広く活用される。
※「ZERO EYE SKEW」はザインエレクトロニクス株式会社の商標または登録商標です。
ご注意:本文中における各企業名、製品名等は、それぞれの所有者の商標あるいは登録商標です。
ZERO EYE SKEWTM技術によるAI光コンピューティングの進化への貢献~
当社グループは、高速インターフェースと画像処理技術の分野で世界をリードするLSI事業とAI・IoTソリューションを提供するAIOT事業、AI用GPU搭載機等サーバー提供事業を3本柱に事業展開していますが、この度、光半導体のキー・テクノロジーとなる当社独自のZERO EYE SKEWTM技術を開発し、先週、米国サンフランシスコで開催された世界最大の光通信技術展である、2025 Optical Fiber Communications Conference and Exhibition (OFC) に出展し、大きな反響を得ましたので、お知らせいたします。
当社が開発したZERO EYE SKEWTM技術は、次々世代通信規格であるPCI Express7.0での活用を念頭に、消費電力の大きい光通信用DSP(注1)を不要とするための光半導体のコア技術です。本技術を、光通信光源の中でも高密度化が容易かつ低廉であるVCSEL(注2)を駆動する光半導体 (VCSELドライバ) に適用することにより、超高速2TB/s通信時の消費電力を80%削減と遅延時間90%削減が可能となり、高密度化と低コスト化も実現できることから、AI光コンピューティングの進化への貢献が期待さます。
今回、このZERO EYE SKEWTM技術をOFCに出展した結果、開催期間を通して昨年のECOC(欧州最大の光通信技術展)出展時を上回る100社を超える、パートナー企業、潜在顧客、さらにはAI光コンピューティングの主体となるシステムベンダ達と交流することができました。
※ZERO EYE SKEWTM技術を適用することにより、アイパターン開口 (目が開いているように見える黒い部分) が斜めにズレる現象 (Skew発生) が抑制され、優れた信号品質が維持されることが示されています。(両図とも5-tap FFE (Feed Forward Equalizer) 処理後のアイ開口。)
生成AIなどAI活用ユースケースの飛躍的拡大に伴い、AI光コンピューティングの実現が間近となる中、当社としては、OFCで得た知見を活用するとともにパートナー企業各社との協業も通じて、超低消費電力、超低遅延、高密度化、低コスト化の要請に同時に応えるZERO EYE SKEWTM技術の適用商品を世界市場に提供していくことにより、AI光コンピューティングの早期の実現と利活用に貢献していく方針です。

【ご参考】2025 Optical Fiber Communications Conference and Exhibition (OFC) 開催概要
会期:2025年3月30日(日)~4月3日(木) ※このうちExhibitionは4月1日(火)~4月3日(木)
会場:Moscone Center Exhibition Hall
747 Howard Street, San Francisco, CA 94103, USA (米国カリフォルニア州サンフランシスコ)
(注1) DSP: Digital Signal Processor (デジタルシグナルプロセッサ)、デジタル処理のための回路。
(注2) VCSEL: Vertical Cavity Surface Emitting Laser (垂直共振器型面発光レーザー)。半導体レーザーの一種であり、小型、高発光効率、低消費電力、高指向性、高速応答性等の特長により、光通信で広く活用される。
※「ZERO EYE SKEW」はザインエレクトロニクス株式会社の商標または登録商標です。
ご注意:本文中における各企業名、製品名等は、それぞれの所有者の商標あるいは登録商標です。