サポート製品FAQPre-emphasisはどの様なときに使用すればよいですか?

機能V-by-One HS・V-by-One
トランスミッター(送信機)とレシーバー(受信機)間の伝送路における信号損失が大きく、レシーバー受信端で観測される信号がレシーバーが要求する受信感度に満たない場合にご使用下さい。
信号遷移時の信号振幅が増幅されることにより、信号波形における見かけ上のスルーレートが上がることで、差動信号におけるEye波形の開口が大きくなります。

ただしPre-emphasis機能を使用すると、遷移点の信号振幅が増幅されることにより不要輻射(EMI)が増加します。
また伝送線路にインピーダンス不整合により信号にオーバー/アンダーシュートやリンギングなどの信号反射が生じている場合、Pre-emphasisによる高周波増幅の影響で反射波が増幅されS/Nが悪化する場合があります。
これらの影響をなるべく避けるためにレシーバーにイコライザーが搭載されている場合はイコライザ―による補正を優先し、イコライザ―でも不十分な場合はPre-emphasisを使用するようにしてください。

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