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USB3 Vision向けアクティブケーブル用パドルカード製品化のお知らせ

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2018/03/22

~USB3 Vision向けアクティブケーブル製品化ソリューションを提供~

 当社は、高速インターフェースや画像処理の分野で世界をリードするミックスドシグナルLSI企業ですが、この度、USB3 Vision (注1)向けアクティブケーブル(注2)用パドルカード(注3) THSB-ACCシリーズを製品化し、サンプル出荷を開始しましたのでお知らせします。量産出荷は2018年第3四半期を予定します。
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 インダストリー4.0に代表されるIoTやA.I.を製造業現場に適用して効率性を飛躍的に高める試みは、マシンビジョン(注4)システム市場の急速な成長を促しています。製造ラインモニタリングシステムの1次元・2次元計測から3次元計測への進化や、産業ロボットの自動ガイダンス機能などの高性能化要求に加え、従来の産業およびエレクトロニクス製造現場でのマシンビジョンシステム使用から、臨床診断や手術室の自動化などのヘルスケア分野への適用にまで広範な業界への拡がりを見せています。
 マシンビジョンシステムを構成するコンポーネントの中でも、CMOSイメージセンサを使用するスマートカメラは今後の成長が最も見込まれています。その一方、CMOSイメージセンサの継続的な進化とマシンビジョンシステム機能の高性能化要求は、撮影する画像の高解像度化を必要とし、画像データの増大に伴う伝送速度・処理速度の高速化の実現手段が課題となっています。更に、広範な業界への拡がりは、マシンビジョンシステムをさまざまな現場条件に合わせて設置する要求となっており、レイアウトフリーのマシンビジョンシステム実現手段が別の課題となっています。
 マシンビジョン業界では、高速伝送を実現するマシンビジョンシステム向けインターフェースの一つとしてUSB3 Visionを規格化しています。USB3 Visionは、電気信号を扱うハードウェア(物理層)をUSB Implementers Forum, Inc.が規格化したUSB3.1 Gen1と共通化し、カメラ制御や映像データ転送手順等のソフトウェアに関わる部分をマシンビジョン向けに定義したものです。このため、USB3 Visionを用いることで5Gbpsの高速伝送を実現できる反面、その伝送距離はUSB3.1 Gen1の物理層で定義される最大5mという制約が残り、レイアウトフリーの課題を解決できていません。
 今回、サンプル出荷を開始するUSB3 Vision向けアクティブケーブル用パドルカードTHSB-ACCシリーズは、当社の超低消費電力 汎用リドライバ製品THCX222R05、及び必要な周辺部品を小型基板上に搭載した製品です。パドルカード搭載のコネクタ形状は、USB Standard-A プラグ(THSB-ACC562)と、USB Micro-Bプラグ (THSB-ACC563)の2種類となります。本製品を用いることでUSB3 Vision向けアクティブケーブルを容易に構成でき、マシンビジョン業界で課題となっているUSB3 Vision信号の5m以上の伝送ソリューションを実現できます。
 新製品THSB-ACCシリーズのサンプル出荷開始に当たり、当社代表取締役社長 高田康裕は次のように述べています。「THSB-ACCシリーズは、当社のシグナル・コンディショニング技術を応用して小型1チップ化した汎用リドライバ製品THCX222R05をベースとし、周辺回路も基板上に搭載していることから、ユーザーは短期間にUSB3 Vision向けアクティブケーブルの製品化を実現することが期待できます。本製品の市場投入に加え、さらに高速信号対応リドライバの後継製品ラインナップを拡充していくことにより、今後ともお客様の製品の付加価値の向上に貢献し、お客様の更なるニーズにお応えするソリューションを提供していく方針です。」

■THSB-ACC562の特徴
・USB3 Vision対応リドライバ機能 (1入力1出力×2チャネル)
・受信側イコライザ機能 +11.6dB@2.5GHz
・送信側出力振幅制御機能
・Vbusラインより給電
・コネクタ:USB Standard-Aプラグ
・製品サイズ:12mm×32mm

THSB-ACC562の写真

■THSB-ACC563の特徴
・USB3 Vision対応リドライバ機能 (1入力1出力×2チャネル)
・受信側イコライザ機能 +11.6dB@2.5GHz
・送信側出力振幅制御機能
・Vbusラインより給電
・コネクタ:USB Micro-Bプラグ
・製品サイズ:13mm×26mm

THSB-ACC563の写真

(注1) 自動画像化協会(Automated Imaging Association/AIA)が主導するUSB3.1 Gen1を利用したマシンビジョン向けの規格であり、2013年1月に世界3大マシンビジョン標準化団体(AIA、European Machine Vision Association/EMVA、Japan Industrial Imaging Association/JIIA)がマシンビジョン向け世界標準規格の一つとして採用。
(注2) ケーブル内部に減衰した信号を補正するシグナル・コンディショニング機能を内蔵したケーブル。
(注3) コネクタにケーブルを結線するときに、コネクタとケーブル間を中継するための基板。コネクタとケーブルはこの基板に接続、
(注4) 対象物の画像を撮影し、それを処理することで電子機器を動作させるシステム。

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