カメラシステム開発期間短縮の秘密 <解決編>

お客様要求は千差万別。すべて応えたい!
カメラシステム開発期間短縮の秘密は?

 
解決のポイント
①GUIベースの直感的なツールで、ファームウェアを意識せずにシステム開発が可能
②ファーム、FPGA開発の専門性がなくても開発が可能
③開発難易度が高く、期間も長いFPGAベースと比べて、開発コストを下げることに成功

新発想のカメラ開発キットの活用で、今までの課題が一気に解決へ

対策案を求めて情報収集を続けたS氏は、他部署で取引のあるザインエレクトロニクスの担当者に今回の件を相談してみました。担当者は、ザインエレクトロニクスのISP、THP7312と新たにリリースしたカメラ開発キットCDK(Camera Development Kit)を提案するためにデモを設定しました。

            

このISPや開発キットはお客様ごとに異なるカメラシステムへの機能・性能の要求に対して、容易に対応できることをコンセプトに、全く新しい発想で設計されていました。 これらキットを活用することで、A社のようなメーカーはGUIベースの直感的なツールを使って、ファームウェアを意識せずにシステム開発が可能となります。

       

「説明では、THP7312に搭載した画像処理エンジンと、CDKに組み込まれたベースファームウェアを活用することで、ファームウェア開発のスキルは必要なく、また短期間で希望のシステム開発ができるようになり、今までの課題が一気に解決に向かいました」(S氏)

それだけではありません。開発難易度が高く、開発期間も長いFPGAベースの開発と比べて、開発コストを下げられる見込みも出てきたのです。

A社は早速このキットを導入し、徐々に開発案件を増やしていきました。お客様からの評判も好評のため、今ではキットの数を増やしてその対応にあたっています。