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車載・産機市場にも対応した製造工程監視システムQuEST本格稼動のお知らせ


2013/06/05

 当社は、高速シリアルインターフェース技術や高解像度対応イメージシグナルプロセッサ技術で業界をリードするファブレス半導体メーカーですが、この度、当社独自の品質管理ノウハウをシステム化した製造工程監視システム(QuEST)を車載機器や産業機器などの高い品質水準が求められる市場に対しても適用して本格稼動させましたので、お知らせいたします。

 当社は、中期経営戦略「TACK2Win.」に基づき、アジア市場への事業展開とポートフォリオ型の事業戦略を進めております。新たに販売拡大を目指す事業分野としては、車載機器、産業機器などの市場をターゲットとしており、こうした市場は民生機器以上に優れた品質が求められる市場です。 当社は、ファブレスメーカーとして、製造委託先メーカーとの間で、密接に連携しながら、当社製品の製造工程情報を監視してまいりましたが、こうしたノウハウを製造工程監視システムとしてシステム化し、車載機器や産業機器などの市場にも適用できるものに改良してまいりました。

この製造工程監視システムQuEST(Quality Enhacement with Statistic Tool)は、製造委託先と取り決めたコントロールプランに基づき、製造委託先で取得された工程情報および品質情報を、オンラインで受領し、工程毎の時系列傾向、品質分布、頻出度分布、品質回帰分析といった統計的処理を可能としています。QuESTは、日別、週別、月別に、担当部門の全関係者に配信する機能を備えており、製造に際して必須となる、ばらつき、安定性管理、工程能力などの基本的概念を全社で理解し、利用することにも活用しています。

 QuESTの活用を通じて、製造委託先と頻繁に情報交換および指示を行うことにより、安定して優れた品質の製品の製造が可能となります。工程内異常があった場合には、その原因特定と製造委託先への迅速な対策の指示にも効果を発揮します。また、より優れたコストパフォーマンスに改善するために、歩留を含めた製品特性とプロセス管理パラメータとの相関を製造委託先と共有し、目標とする品質とコストへ向けた管理を行っています。また、当社が分析した情報の一部を製造委託先にフィードバックすることにより、製造委託先との間で、長期的に安定したパートナーシップ関係を構築することに寄与しています。
さらに、新製品の開発に対しても、QuESTにより得られたデータを開発フローにフィードバックし、製造工程能力に応じた製品設計および工程設計を行うことができます。

 当社の製造工程監視システムQuESTは、既に2年間を超える活用実績があり、民生機器、事務機器、アミューズメント向けの当社製品の量産に活用してまいりましたが、その間に製造工程監視システムとしてのバージョンアップを図り、今後当社が本格的に参入することとしている車載機器や他の産業機器といった市場に対しても、品質に優れた製品を安定的かつ継続的に提供できる情報インフラとして稼動させる段階に入りました。

 当社は、これまで蓄積してきた品質管理のノウハウに加えて、製造工程監視システムQuESTを最大限活用することにより、お客様に対して優れた品質の当社製品を安定的かつ継続的に供給する体制を維持・向上させ、当社事業ポートフォリオを拡大していく方針です。
ご注意:本文中における各企業名、製品名等は、それぞれの所有者の商標あるいは登録商標です。