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ザイン独自のCalDriCon®技術をメガチップスにライセンスのお知らせ


2013/05/20

 ザインエレクトロニクス株式会社(以下「ザイン」、本社:東京都千代田区、代表取締役社長野上一孝)および株式会社メガチップス(以下「メガチップス」、本社:大阪府大阪市、代表取締役社長髙田明)は、ザイン独自の高速液晶ドライバインターフェース技術であるCalDriCon®技術をザインがメガチップスにライセンスすることで合意しましたのでお知らせします。

 CalDriCon®技術は、ザインが開発した高速液晶ドライバインターフェース技術です。
 テレビ市場においては、画像エンジンと表示制御用基板との間の次世代情報伝送技術としては、ザインが開発した高速インターフェースV-by-One®HSがデファクトスタンダード(事実上の世界標準)となっています。CalDriCon®はV-by-One®HS技術を活用することにより、消費電力を増加させることなく、回路面積とLSIピン数を大幅に削減でき、さらに回路構成の工夫により、差動信号伝送時に生じるコモン・モード・ノイズと呼ばれる雑音信号の反射を抑制する事でEMI(注1)を低減したシステム設計ができるという特長を持っています。
 

 従来の液晶ドライバインターフェース技術としては、mini-LVDSなどが多用されてきましたが、4Kテレビに代表される高精細化とデータ伝送の高速化に伴い、情報伝送の技術的難易度が高くなりました。CalDriCon®技術は、こうした課題に対応して、データ伝送の際に、受信時点でのセットアップ・ホールド時間が確保できるように自動的に調整することができる技術であり、従来の液晶ドライバインターフェースに比べて5倍以上の高速化を実現しています。
さらに、データ伝送を行う上で、受信時点での波形が歪まないように自動調整するプリエンファシス技術(注2)を用いてケーブル内での高周波信号が劣化することを防ぎ、波形劣化の課題も解決しました。これにより、4Kテレビのように従来よりも高速伝送が必要な場合でも、従来通りの安価なケーブルやコネクタを使用できる技術です。

 ザインはこれまでにも、国内や海外のテレビメーカーやLSIメーカー等にCalDriCon®技術のライセンスを提供してきましたが、今回、メガチップスがザインより同技術のライセンスを受けることにより、テレビ市場におけるCalDriCon®技術の一層の普及が進むものと考えられます。

(注)「CalDriCon」および「V-by-One」はザインエレクトロニクス株式会社の登録商標です。
(注1)EMI:Electro-Magnetic Interference(電磁障害)の略。電磁障害とは、電磁障害によって引き起こされる装置、伝送チャネルまたはシステムの性能低下のこと。
(注2)プリエンファシス技術:伝送ケーブルの中で生じる高周波帯域の損失を補償するために、データ信号を増幅して送信する技術のこと。
ご注意:本文中における各企業名、製品名等は、それぞれの所有者の商標あるいは登録商標です。