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可動式カメラ向け低コスト化ソリューション提供開始のお知らせ


2016/02/23

-可動部周辺部品への制御信号伝送を省ケーブル化、スリップリングのコストを抜本削減-

 当社は高速インターフェースや画像処理の分野で世界をリードするミックスドシグナルLSI企業ですが、この度、セキュリティカメラ等で普及が進んでいる可動式のパン・チルト・ズーム一体型カメラ(PTZカメラ)について、スマートなインターフェースの選択により低コスト化に貢献するソリーションを提供開始することといたしましたので、お知らせします。

 今般、当社が提供開始することとしたソリューションは、PTZカメラ内インターフェースとしてEthernetあるいはLVDSを使用してきたお客様に適用できます。スリップリングの枚数を削減し、また、安価なスリップリングを使用可能とすることにより、低コスト化に貢献します。可動部分内の周辺部品であるLEDや冷却ファン等を駆動するための制御信号を伝送する際、当社の独自技術であるI/OSpreaderやV-by-One®HSを使用することにより、周辺部品制御のためのスリップリングの枚数を抜本削減し、その分のコストを削減が可能です。

 昨今のPTZカメラの普及に伴って、カメラ内部の構成はよりシンプルになってきました。従来、PTZの回転の軸となるスリップリングよりも可動部分側にメインの制御基板が配置されるカメラが多かったのに対して、現在は可動部分をよりシンプルにし、建造物に固定される側にメイン制御基板を配置し、可動部分側には、カメラのレンズ部分以外にはLEDや冷却ファン等周辺部品のみを配置する構成を採用することで、よりコストパフォーマンスに優れたモデルが増加するトレンドにあります。こうした中で、メイン制御基板側からスリップリングを経由してLEDや冷却ファン等の制御信号を伝送するためにEthernetあるいはLVDSを兼用する場合、インターフェースが必要とする数のスリップリングを用意する必要がありました。
 当社が提供を始める低コスト化ソリューションにおいては、Ethernetユーザーに対しては、可動部分側周辺部品の制御信号伝送にはEthernetの代わりにI/OSpreaderを使用することにより、周辺部品制御用スリップリングの枚数を大幅に削減可能となり、さらにEthernetの高速性能に対応した高性能スリップリングでなくても制御信号伝送ができるようになります。
 また、LVDSユーザーに対しては、画像信号伝送および制御信号伝送の両方についてLVDSの代わりにV-by-One®HSを使用することにより、ケーブル本数自体を6分の1に削減することが可能となり、これに対応したスリップリングの枚数も6分の1に削減可能となるため、より大きなコスト削減の実現が可能です。

 今回のソリューション提案においては、V-by-One®HSを使用する場合、データストリームにEMIノイズ防止用SSCGを追加可能とする機能を搭載することで、EMIノイズの制約が厳しいシステムにも対応できます。さらに、リモートサイドGPIOコントロール・モニタリング機能を搭載しており、お客様が実現するシステムの単純化に寄与いたします。

 当社のV-by-One®HS新製品は、フルHD対応車載ドライブレコーダ製品で既に採用され、1対のペア線のみによるフルHD画像の車内長距離伝送に貢献しておりますが、今回のPTZカメラ向け低コスト化ソリューション提供の開始に伴って、
セキュリティカメラ等の産業機器市場における高付加価値の提供に一層貢献してまいります。

■V-by-One®HSによるフルHD 1ペア伝送デモ


■V-by-One® HS新製品の特長
V-by-One® HS Standard Ver.1.4準拠
・動作温度: - 40°Cから + 105°C
・外付レファレンス・クロック不要
・1ペア線シリアルインターフェース・ブリッジ機能
・データストリームにEMIノイズ防止用SSCG追加可能
・パッケージ: THCV235/ THCV236: QFN64 (9mm x 9mm)

 なお、当社はこの低コスト化ソリューションの普及のため、第24回セキュリティ・安全管理総合展「SECURITY SHOW 2016」(主催:日本経済新聞社、開催日時:3月8日(火)~11日(金)、場所:東京ビッグサイト)において、デモ展示等を行う予定です。

 また、当社のカメラ向けソリューションの概要については、当社ホームページも併せてご参照下さい。(https://www.thine.co.jp/application/app_details/camera.html
ご注意:本文中における各企業名、製品名等は、それぞれの所有者の商標あるいは登録商標です。
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