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ザインエレクトロニクスに集う社員の熱い思いを語るコラムやストーリー、
また、これまでお客様にご評価いただいたソリューションの一部をご紹介します。

開発コラム

輝け、“シリウス”のように! モータードライバ開発への道のり

2012年初夏。ザインエレクトロニクスでは、社運をかけた新プロジェクト“シリウス”が動き出そうとしていた。プロジェクトリーダーに選ばれたのは、入社2年目の若き開発者・野口。そこから約3年間にわたる、挑戦の日々が始まった。

開発のきっかけは「テレビ依存型からの脱却」

zoom「今後、モータードライバの開発を予定しています――」

2012年5月、とある月曜日。週に一度の全体会議の場で他部署が発表した新プロジェクトに、気が付けば野口は「自分もやりたい」と名乗りを上げていた。

ザインエレクトロニクスは1991年の創業以来、日本の半導体市場を牽引する代表企業として名を馳せていた。しかし時代はアナログからデジタルへと移行しつつあり、社内でも利益の主軸をテレビ向けLSI事業一本から事務機器・アミューズメント向けデバイス事業へと展開して販路を拡大しようとする動きが大きくなってきていた。

「立候補から2週間ほど経ったある日、マネージャーに呼び出されて。驚くことに、私がプロジェクトリーダーに任命されたのです」
 

プロジェクト名は“シリウス”

もともと、高専時代に手づくりのモータードライバを使ってロボコンに出場したり、大学では化合物半導体、LEDやLSIなどを研究し、ひたむきに開発畑を歩んできた野口。

「今思えば、学生時代の経験が、入社後の私を支えてくれているように思います」

新プロジェクトは、野口によって“シリウス”と名付けられた。全天で最も輝く恒星の名である。
 

社運をかけ、チームで開発に挑んだ3年間

しかし開発は、一筋縄ではいかなかった。通常、半導体の開発やリファインには、早くて半年から10カ月ほど。

zoom「でもモータードライバは、試作を繰り返し、最終版の動作サンプルが出てきたのが約2年後。そこから評価、信頼性試験と進め、最終的に量産が決まるまでに3年かかりました。特に最初の試作では、技術的な課題が山ほど出て、唖然としましたね」

 それでも、誰ひとりとして諦める者はいなかった。

「みんな『試作で終わってはいけない、必ず製品化するのだ!』という使命感で、必死に知恵を出しあい、助けあって、問題をつぶしていきました」

そしてついに今年2015年1月、量産化認定の獲得にこぎつけたのである。
 

目指したのは「使いたくなるモータードライバ」

「はじめてモーターが動いた時は本当に、感慨深かったですね」

野口を中心としたチームが開発した「THM3561」(THM35シリーズ)は、ザインエレクトロニクスが得意とする信頼性の高いLVDSとパワーICの技術が融合した、新しいコンセプトのモータードライバだ。

zoom「モーターと同じ命令信号でLEDを光らせることができるので、マイコンにかかる負荷が少なく、コストを抑えられる上、設計効率も上がります。マイコンとのインターフェースを一つの制御ラインに集約しTHM3561を介してモータドライバやLEDドライバをカスケード接続、マルチドロップ接続と自由に繋げるよう独自技術も盛り込まれています。実際に、15本あった配線を4本にまで減らせたケースもあります」
 
また、開発していく中で迷った時は、一貫して『お客様がより使いやすいのはどちらか?』を軸に、「ブレないよう心掛けました」と語る野口。しかし大役を果たした今、すでに後継機の開発が始まっているが、自身とチームが次なるフェーズへと進む礎(いしづえ)を築くため、リーダーの責務は後任に託し、自身は再度、LSI設計に専念する事を決意。

「私は、常にモーターについて一番のスペシャリストでありたいのです。そのためにも、しばらくはお客様の声を聞いたり、展示会や学会などに足を運んで、外から様々な知識を持ち帰りたいと思っています」

野口が開発したモータードライバは今や、当社が掲げる『利益水準25億円』をかなえる柱の一つとして欠かせない製品となっている。今後も当社の挑戦は、野口のような熱い志を持つ社員によって支えられていくことだろう。

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