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ザインエレクトロニクスに集う社員の熱い思いを語るコラムやストーリー、
また、これまでお客様にご評価いただいたソリューションの一部をご紹介します。

生産コラム

「信頼されるファブレスメーカー」を目指す、品質管理の想い

ファブレスメーカーと聞くと、半導体製造工程における品質管理は「委託先に任せっきり」と考える人もいるが、それはザインエレクトロニクスには当てはまらない。同社は製造工程における品質データを常時製造委託先から吸い上げ、モニタリングを行う事で、品質管理において顧客から高い信頼を得ている。今回はファブレスメーカーにおける品質管理でいかに高品質を保つのか、生産部・品質管理グループ 面(おもて)一幸、生産部 野路宏行がその手法について語った。

「最後まで原因を突き止めてくれる」という顧客の信頼に応える

自社で製造しないファブレスメーカーにおいて、品質を保証するものは何か。それはすべてに信頼を求めることであり、示されるのは納品した製品の性能結果のみ。ザインエレクトロニクスは1997年にファブレスメーカーのビジネスモデルを構築し、本格的に自社ブランドのシステムLSI生産を開始。それ以来、地道な品質管理で信頼を勝ち得てきた。面が品質管理へのこだわりを語る。
 
zoom「企画から設計、製造、アフターフォローと、すべての工程において問題があれば、最後まであきらめずに原因を突き止め、それを解決する作業を一貫して行う。これに尽きます」

同社の生産部には、品質管理(QC)グループ、品質保証(QA)グループ、生産管理グループ、製造技術グループと四つのグループがある。それらが連携しながら、一つの流れの中で高品質を確保していく。

「企画設計の段階からISO9001に則って、当社の仕組みに合わせた製造体制をつくり、PDCAを回しながら生産に向かいます。例えば、製造委託先の製造工程でトラブルが発生した場合、委託先より直ちにレポートが上がってきます。そこで当社は適切な処置を指示し、委託先と協力しながら製造を管理していきます。でき上がった後もアフターフォロー体制を組み、トラブルがあれば即時対応し、徹底した原因追究を行います」(面)

zoomここで管理の要となるのは、同社が開発した製造工程監視システム「QuEST」だ。
「製造委託先と協力して製造工程上のデータを毎日吸い出して、サーバーに貯めておきます。これで製造管理の推移がわかり、もし何かあればデータを取り出して分析。考察の結果は証拠としてお客様に提出しています」(野路)

例えば、量産時のウェハー間やロット間のバラツキ、製品の異常など、このデータがあることで推論が立てられ、製造委託先とも対等に話すことができる。ここで対等関係を生み出せるからこそ、信頼につながるのだ。

「やり方としては、そこに何か近道があるわけではありません。製造工程をモニターしてチェックし、必要があればその都度アクションを起こして改善する。地道な作業ですが、だからこそ顧客に安心していただけていると思っています」(面)

いかに協力体制をつくるか、いかに同志となるか

zoom製造委託先はほとんどが海外であり、当初は言葉を始め、苦労も多かった。野路は一つのプロジェクトのために、約4ヶ月間、台湾に滞在したことがある。そのうち数週間は缶詰状態も経験した。

「台湾の製造委託先で試験がうまくいかず、顧客にも迷惑をかけた案件がありました。顧客も現地に来て、製造の立上げに100日ほどかかりっきりでした。一時は装置を貸してもらえないなど、仕事以前に段取りも大変で。正直、最初は相手にしてもらっていなかったようなのですが、頑張るうちに協力してくれるようになりました。今では大変友好な関係となっています」(野路)

ザインエレクロニクスは新たな技術に挑戦することも多いため、委託先とは「一緒に技術的なことをクリアしましょう」と語り合うことも少なくない。

また、協力の依頼は顧客に及ぶケースもある。顧客の使用環境でないと出ない不具合もあり、ヒアリングしてできる限り同じ環境を社内に構築。試験をして不具合を発見するため、再現を徹底することが第一歩となることもある。

zoom「お客様にも使用状況など、ギリギリのところまで情報を明かしていただかないと、よい製品づくりにはなりません。もちろん、私たちの経験をフルに活かした上でお客様に協力をお願いし、そこで不具合が見つかることもあります」(面)

また、同社は顧客に信頼してもらうための手間も惜しまない。昨年あったケースでは顧客が監査を行うために、委託先である台湾の工場へと案内したことがあった。レアケースであっても可能な限り対応している。

そして、同社の信頼への思いは新人教育にも及んでいる。新人教育は半年~1年かけて行われるが、その中で早い段階から海外含めた製造現場での経験を積ませている。ここまで若手に手間をかけるのも、ザインエレクトロニクスへの信頼を継続したいという思いに他ならない。

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